ソムリエといえば

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2024.03.19 コラム

 世の中には驚くような仕事がたくさんあります。


 またそんな資格があるのか、といった馴染みの無い資格もあります。
最近携わって知ったのですが、例えば消火器の扱いも場合によって資格が必要になります。


 資格を取らないとその仕事が出来ない。
その様なイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?


 税理士や弁護士、宅地建物取引士や電気工事士など、資格の無い中で
専ら業務に携わる事が出来ない仕事は容易に想像出来ます。


 一方で近年では資格を取得させる事が仕事として成立しているようなケースも見ます。


 ソムリエ、といえばワインの専門家というイメージの世代です。
高級レストランでワインの提供を行うにはソムリエの資格が無いといけないとも思っていました。
事実フランスやイタリアでは国家資格として認められており、ワイン関連の要職に就くには欠かせないものです。


 民間資格ではありますが日本でもその歴史は浅くはなく、沿革としては半世紀を超えるものとなっており、
資格所有者は飲食店での従事などに重宝されているそうです。


 そんなソムリエの名を冠した様々な民間資格が近年よく目にされるようになりました。
○○ソムリエと冠された資格は、その○○の普及や認知を深める目的で名づけられたのだと思われますが、
特段にその業界での就業を保証するものは多くありません。


 「ソムリエ」との名称を冠しているがゆえ、権威を感じる印象がありますが、
あくまでその業界に詳しいよ、という後押しであるため、仕事が入るかはその人次第です。


 資格を名乗るには講習や試験を受ける必要がありますが、上手に利用しなければ受講代金が
趣味程度のものになってしまうのではないかと思い、個人的にはあまり興味はそそられませんが、
広く知識を有する事は良い事だと思います。


 もし自身で資格を取ろうとするのであれば、せっかくお金を掛ける事なので、
そこから実入りがあるような資格活用を描いて挑戦したいと、個人的には思う所です。