世界は砂不足

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2024.03.20 コラム

 日本に住んでいれば海に携わる機会は誰しも経験があるのではないでしょうか?
そして海と言えば砂浜をイメージされる方も多いと思います。


 この砂ですが、実は建設の現場で重要な働きをしています。


 砂はコンクリートやガラスなど、資材の一部として利用されており、建設には欠かせません。


 世界的な建設ラッシュに伴い需要の高まりから、また建築材に適した川沿いの物でないと
利用に支障をきたす事から、資材として確保される砂の残量が減少しています。


 島国である日本には多量の砂が有りそうに見えますが、コストを考慮した場合
国内で採取出来る場所は粗方取りつくしてしまっているそうです。


 砂漠の砂も建築材料としては不向きだそうで、砂不足はイメージよりもかなり深刻な事態であるとの事。
コンクリートの再利用などの対策も取られてきてはいるようですが、コストの壁が立ちはだかっているようで
近代化というものが、いかに後先を考える事を置き去りにして進んでいるかが分かります。


 今後、様々対策は取られていくでしょうが、今までの様な安価な利用は出来なくなるでしょう。
こういった面からも、これまでの様な生活が送れなくなる事は覚悟を持つ必要がありそうです。