カレンダーの六曜は過剰?

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2024.03.29 コラム

 大安吉日、結婚式や宝くじの購入まで吉事を行うのに好まれる日です。
不動産売買の売主・買主の中にもその日を指定する方もいらっしゃいます。
 その他、友引は結婚式には吉、葬式には凶。仏滅に行動は避けるなど、そこに動向を合わせる人も多いでしょう。
この他、先勝・先負・赤口があり、総称して六曜と呼ばれています。


 文字のイメージから分かりやすいものもあれば、時間帯によって吉凶が分かれるなど実はそれほど認知されていないものもありますが
おみくじに勝るとも劣らないくらいの運勢識別法として日常に馴染んでいるのではないでしょうか。


 六曜は旧暦の月ごとにスタートする内容が決まっており、旧暦に起因する事から現在の暦では一見ランダムに見えますが
旧暦上では固定化されているものなので、実は占い要素としてはそれほどのものでは無く、過去にはほとんど見向きもされなかったものだそうです。


しかしながら現在これほど世間に認知された背景に文明開化があります。


 明治に入ってから明治政府は旧暦から新暦に暦を変え、旧暦時に市民権を得ていた占いの記載を規制しました。
あまりに市民が占いに頼る生活を取っていて、社会に影響が出ていたためとされていますが、これまで暦の占い事に依った生活を営んでいた市民は困惑します。


 そこに市中の暦業者が規制対象にもなっていなかった六曜を記載したことが始まりで、
その後戦後のカレンダー出版自由化を経て広く認知されるようになっていきました。


 今では特に結婚、葬儀に関わる企業は動向に大きな影響があるため重宝されていたり、
役場の行事にも関りを以って取り行われる事が有るなど、大いに市民権を得ています。


 ただ、あくまで占いであり、過去にもあまり影響力は強く無かったものなので過大に縛られる事には気を付けたいものです。
現代でいえば、星座占いや血液型占いに通ずるようなところ、人生のスパイスとして楽しむほどが良さそうです。